ENGINE EYE 阿部嘉昭のブログ

蒲柳

 
 
【蒲柳】


とらんすれいとされえないさみしさが
にほんごのこうたづくりにはあった
てにをはのかぶりからのがれると
こしかたすらことなりゆくみたいだ
からだをおしむのはまちがってないが
しっかいわらいくるうのだろうてにをは
ひそめてはかつほそまるほかない
ほりゅうのゆれもここからのたよりで
 
 

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2017年01月19日 日記 トラックバック(0) コメント(0)

副う

 
 
【副う】
 
 
だめななにかをかたわらにおくからだは
川のようだおもいだしながらながれる
副う位置のさだまらなさがいたんで
そとからとどくひかりともかなであう
のこされているあてさきなどゆめみない
くうせきはその者じしんだったから
いられないことがからだの先験だった
びんのようだおもいだしながら川下へと
 
 

2017年01月18日 日記 トラックバック(0) コメント(0)

裸木

 
 
【裸木】
 
 
よるの雪中にちからつきはてるのも
すこしはあたたかいということだ
からだのふくんでいるものをくだき
からだへかえすなにかの再帰があって
しんずるにたるめいどでつつまれる
たましいをさらわれながらまえをむく
そのまなざしへあおだもがふたりみたり
ひかりかげんにいかれまぶたをとじる
 
 

2017年01月17日 日記 トラックバック(0) コメント(0)

陰裂

 
 
【陰裂】
 
 
一糸だけまとうとおもわせるいとが
つめたさをもっとまはだかにして
雪上さえるもちづきへかかっていた
かくすからかえって秘密のみえる
おんなのえんちょうがおもいだされ
天域をふるわすのでみあげたが
いとこそがありさまをわけていて
「満月は半月のふたつ」そう唄った
 
 

2017年01月15日 日記 トラックバック(0) コメント(0)

手許

 
 
【手許】
 
 
零下十度となり雪道の凍りきる夜は
あぶなすぎてもうそとへはでない
わたしらのいなくなるからだがふえ
まなざしのもつホワイトアウトも
まぢかのみをかこいつつおしみだす
みないひとのみえなさをおもわす
なにかがてもとをぼんやりとあそび
そこに可食と可読のくべつもない
 
 

2017年01月11日 日記 トラックバック(0) コメント(0)