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ENGINE EYE 阿部嘉昭のブログ

メモ137

 
 
137
 
いずれの日に冥府へ移されても
簞笥は簞笥のままであるのか
つかれきったうすぎぬをまとい
おのれを透かしてはいないか
 
 

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2018年08月15日 日記 トラックバック(0) コメント(0)

メモ136

 
 
136
 
疾くちりはてたという謂がなじまず
ゆっくり去ったとおぼえかえると
ちかづいてくるような去りわざすら
聯想がむかうほうの林からあって
百もひとしれず十以下になったのか
 
 

2018年08月15日 日記 トラックバック(0) コメント(0)

メモ135

 
 
135
 
ひそかにひとを希望にするひとは
布に織られて布をも希望にする
やわらかくきぬずれするしたぎは
ただ音のよさからのみ履かれ
繊維のほうが再帰よりすぐれる
ほぐれだすそのみずからによって
 
 

2018年08月14日 日記 トラックバック(0) コメント(0)

メモ134

 
 
134
 
その顔のそのかけがえのなさが
恩寵と同時にぜつぼうなのだ
いっときは天漢のろうぜきと似て
かざされた手でかくされてゆく
 
 

2018年08月13日 日記 トラックバック(0) コメント(0)

メモ133

 
 
133
 
あなたの左があなたの右とゆくことで
あるきがしずかにきらきらしている
どうしてことの左右が気がかりなのか
まふたつはけしてそれぞれではなく
まなかの半分性のみあらわにするためだ
それが宥められ、事後のゆめがうつる
 
 

2018年08月13日 日記 トラックバック(0) コメント(0)