しゃりん ENGINE EYE 阿部嘉昭のブログ

しゃりんのページです。

しゃりん

 
 
【しゃりん】


梨の顔いろをした女には
にぶく折れこむ襟の収束があって
それらが複数のガラスに映ると
きえたがっている世界がそのまま
しゃりんときえてしまいそうだ
梨に似た顔だからあるともいえず
ガラスのむこうで脂のない現前となり
手にもつ黄土色のくれよんをこぼす
せまる秋になろうと鳩尾の上へこぼして
その身ももうひとつですまなくなる
 
 

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2011年09月14日 現代詩 トラックバック(0) コメント(0)












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