ハクビシン ENGINE EYE 阿部嘉昭のブログ

ハクビシンのページです。

ハクビシン

 
 
【ハクビシン】


ハクビシンの眼は怯えの兆しとともに
みずからのゆたかな背をいつもみているが
それらが肉から削がれた茶銀だとは
もはや繁みにすら誓えないでいる
ひかりの落下する大きな天秋のもと
その毛ゆえに存在までへらしてゆくのなら
なにかのやまいの媒介であることも
この世でのたしかな滞留にすぎないから
ひくいけむりのあの白微神だって
名を負うままに生暖かく反るだろう
 
 

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2011年10月07日 現代詩 トラックバック(0) コメント(0)












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