魔物の貌 ENGINE EYE 阿部嘉昭のブログ

魔物の貌のページです。

魔物の貌

 
 
【魔物の貌】


ぼくの錯覚はぼくの魔物の貌をしていて
詩に適したものが中篇へと圧延されるとき
ことばの引力のなかにそれがひしめいている
ひとりが百人になる、場の無限定にあって
おもいえがく「ひとつこと」の結実が
一連のことばのつらなりにさしかわるのは
ぼくがぼくらになるようからだを売ることなのだ
そのようにおしげもなく星をつかいつくして
みずからのからだをひとに苦しくつげても
朝がくればまたぼくはくらい単体に戻るだけだ
 
 

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2011年11月16日 現代詩 トラックバック(0) コメント(0)












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