窓辺の文机 ENGINE EYE 阿部嘉昭のブログ

窓辺の文机のページです。

窓辺の文机

 
 
【窓辺の文机】


机にむかい、顔をうつむかせ
影がふえ、かたちもへって
顔が顔でなくなる瞬間を
窓辺からひとに盗られようとしている
それが文机の位置だが
つくる日の放心というものは
からだに酢水がとおってもいるので
おのれの減りを、しかと自覚できない
あたかもだれかの係累であるかのように
顔があればそれも酢に翳らされている
 
 

スポンサーサイト

2011年12月14日 現代詩 トラックバック(0) コメント(0)












管理者にだけ公開する