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往生 ENGINE EYE 阿部嘉昭のブログ

往生のページです。

往生

 
 
【往生】


この世が平屋つづきにへばりついていた頃
そまつな板とがらすに囲われただけの二階は
きゅうくつで稀薄なしずけさだった
枯葉などが畳に散っていると
そのどれもにおんなの風情があり
からだに火がついたように急かされて
のっぺらぼうに似た寂しいおんなを
鐚銭で買いにでかけようともした
ところが三回に二回は階段がきえて
往生しながらただ遠くをみていたものだ
 
 

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2011年12月15日 現代詩 トラックバック(0) コメント(0)












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