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詩と思想三月号 ENGINE EYE 阿部嘉昭のブログ

詩と思想三月号のページです。

詩と思想三月号

 
 
帰京したら、雑誌『詩と思想』の三月号が届いていました。特集は「ショートな詩」、つまり行数が短く、分量の少ない詩。「巻頭詩」としてぼくの十行詩三篇のほか、短詩にかんするぼくの論考も見開き掲載されています。

論考のほうは自分の詩作ではなく、モダニズム詩から現在の詩まで、自分の好きな詩篇を誌面の許す範囲で濃く紹介・解説しています。そのなかで、短詩は詩の組成を裸にする利点があるほか、連詩の単位とみなされることによって、さらに自らを単位の細かい連詩的分割に導く、とも主張しています。ご興味のかたはぜひ書店でご覧を。

誌面そのものはまだ読んでいる途中ですが、多くのかたの掲載詩篇は「まだ長い」といえるかもしれません。全体にぎっしりと詰まったレイアウトで、たしかに分量的に豊富な号なのですが、もう少し字が大きかったらなあともおもいました。

ところで掲載詩編のなかに、びっくりするフレーズがありました。龍秀美さんの「水である内部」。その部分を転記打ちしておきます。


〔…〕

桃を食べたとしても
桃のどこにも行けないように

食べられた桃の
外部がわたしであるように

わたしによって書かれた詩は
わたしにかんけいがない

〔…〕
 
 

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2012年03月01日 現代詩 トラックバック(0) コメント(0)












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