FC2ブログ

1月18日、切通理作君とリターンマッチ ENGINE EYE 阿部嘉昭のブログ

1月18日、切通理作君とリターンマッチのページです。

1月18日、切通理作君とリターンマッチ

去年の10月7日、神田は三省堂で
切通理作君の快著『情緒論』(春秋社)の発売を記念して
切通君と僕の対談イベントがあった。

僕がこのmixi日記に書評記事として書いたように
この切通君の本はある意味、怪物的。
存在そのものの「不如意」により、
情緒やエロスがいかに湧き出るかという怪物的な論考なのだが、
観念連接がまたマッハで、
切通君の学識が紡ぎ出す思考が
光速に近づいてきたという感慨を抱かせる。

柳田國男、川端康成、つげ義春、佐内正史、
瀬々敬久、石川寛、阿部嘉昭(の「散歩論」)、坂口安吾、
当然、「懐かしい」というキーワードも出されて
そこからは現今の「昭和回顧」表現へと視野がスリリングに移ってゆく・・

観念連接のマッハぶりを語るために席上、
僕はベンヤミン型の「気散じ」を話題に出し、
「書くこと」にある「それ自体」と「それ以外」の相克を指摘した。
これすらも有意な「不如意」なのではないか・・

一体、どれほどの固有名詞が席上、出たか知れない。
切通君の本同様の観念連接だった。
話が言葉特有の「不如意」に移ってから論旨のさらに濃厚になった。
出席してくれた詩人の廿楽順治さんなどは
まるで真剣な詩論に直面したような興奮だった、と褒めてくれた。

このときは一応、著者・切通君にたいし、
聴き手・僕という枠組が基本(だいぶ逸脱したが)。
で、このとき、僕はちょうど去年暮に出した
『僕はこんな日常や感情でできています』(晶文社)の校正に没頭していて
(そのなかには切通君の『サンタ服を着た女の子』の書評もある)、
読み進めている切通君の本と自分の文章を「混同」する、
という奇妙な経験も味わっていた。

そう、「不如意」のテーマに注目するなど
まず着眼の共通性があるのだが、
何よりもノンジャンルで物を書く「存在形式」が同質だ。
そうした同質性のうえに、
切通君の記憶力のよさ、
僕の能産的な記憶力の悪さといった「偏差」があり、
その同質性と偏差の兼ね合いが実によろしく
だから一旦話がはじまると延々、「展開」してしまうのだった。
どちらもお喋りだし(笑)。
本当、大切な友人だ。畏怖もしている。

さて。

その切通君と今度の金曜、リターンマッチをすることになった。
僕の『僕はこんな日常や感情でできています』刊行イベントだから
今度は逆に体裁上は著者である僕にたいし
聞き手・切通君ということになるのだろうが、
そんな方向性など構いやしない。
何しろ僕のはブログ本だ。
だから今度の対談では、切通君のメディアリテラシーが炸裂するだろう。
しかも「不如意」としてmixi日記を書いていった僕の立場を
切通君が最も理解してくれるだろう。
だから今度の対談はエロチックで情緒的な
メディア論対談――サブカル対談になるとおもう。
スピーディな対談の運動神経をどうぞ満喫してください。

ということで詳細は以下。



ブログ、本、人、作品……現代のカルチャーを語るということ
阿部嘉昭 × 切通理作
■2008年1月18日(金)18:30~
会場:ジュンク堂書店 新宿店8F喫茶 
入場料:1000円(1ドリンク付き) 定員40名
■お申込:ジュンク堂書店新宿店7Fカウンター 
  お電話(03-5363-1300)でもご予約を承ります。

阿部 嘉昭(あべ かしお)
1958年東京生まれ、鎌倉で育つ。大学卒業後、編集プロダクション、映画製作などに携わった後90年、キネマ旬報社入社。同社退社後、評論活動を開始。早稲田大学非常勤講師、立教大学特任教授も務める。著書に『精解サブカルチャー講義』『実戦サブカルチャー講義』『成瀬巳喜男』(河出書房新社)、『日本映画の21世紀がはじまる』(キネマ旬報社)他多数。近刊に『昨日知った、あらゆる声で』(書肆山田)、『マンガは動く』(泉書房)。

切通 理作(きりどうし りさく)
1964年生まれ、大学在学中よりミニコミ紙「ブンブン通信」を友人と発行。1993年『怪獣使いと少年~ウルトラマンの作家たち』(宝島社)を初の単行本として上梓。その後『お前がセカイを殺したいなら』(フィルムアート社)、『宮崎駿の〈世界〉』(筑摩書房、サントリー学芸賞受賞)、『失恋論』(角川学芸出版)、『情緒論』(春秋社)など多数刊行。現在は和光大学、編集者・ライター養成教室「編集の学校」などで講師を務める。

近年、映像・写真・マンガなど諸ジャンルに、自分の行動や感情を転写する「私語り」の表現が増えてきた。人しれず潰れていく作品は数しれないが、“雨後の筍”的に増殖するそうした表現の最たるものが、ブログという現象かもしれない。雑誌購読者も激減する現在、評論家はどこで何を語ればいいのか?二人のサブカル評論家が語る。
阿部嘉昭著『僕はこんな日常や感情でできています』(晶文社)の刊行を記念したイヴェントです。ふるってご参加下さい。



上は、新宿ジュンク堂のHPからペーストしました。
ポイントはジュンク堂のカウンターか電話で
予約が必要、ということですね。

僕の名の読みが「かしお」になっているのが可笑しいが、
最近僕は俳号に「樫男=かしを」をつかっていて
それで倉田良成さん、水島英己さんと連詩を進めています。

当日は僕の本のサイン即売会と切通君の本のサイン即売会も付属。
僕のほうは新著のほか、
レアアイテム本を会場に揃えてもらう運びになっています。



実は僕、07年後期、立教文学部文芸思想専修の二年生を対象に
「ブログ演習」の授業をやってきたので、
このイベントがたぶん、その授業の最終形になるとおもう。
切通理作という稀有な触媒を得て
論旨がどう「化学反応」するのか僕自身も愉しみ。
なので演習のお子たちはおろか、
演習を取れなくて悔しかったお子たちもこのイベントに出てくれると
「得をした」気分になれるとおもいます。

僕の現在は、ちょっと前にmixi日記欄に出した
「詩大陸への接岸」の気分。
きっと、なぜmixi日記が「詩」に傾斜してゆくのか、
その話題も出るとおもいます。
ですので、「詩作者」のかたにもぜひ会場にいらしてもらいたいです。

一両日中に、03-5363-1300へぜひ電話を――

切通君、当日はよろしくお願いします。
また盛り上がろうね♪

スポンサーサイト



2008年01月13日 日記 トラックバック(1) コメント(0)












管理者にだけ公開する

トラックバックURL
http://abecasio.blog108.fc2.com/tb.php/124-f9d37225

立教大学卒業/立教大学卒業

立教大学卒業について悩みを解決するには、まずは立教大学卒業についての正しい知識が必要です。そこで、立教大学卒業についての情報を集めました! 立教大学卒業について調べて、立教大学卒業に関する悩みを解決しちゃいましょう! 立教大学卒業 関連のアイテム 水...

2008年01月13日 なるほどキーワード