森川雅美さんの日記に書き込んでいる
【贋「即興詩 泥鰌すくい」】
うなぎうなぎと
なげくなどぜう
まてばサイロの
日和見よ
うなぎだてらに
菊 縦に斬り
ついた渾名が
どぜうの鰻太
女に入れば
世も仇錦
伸びたぬるぬる
川に沿わさん
いざや いざこざ
マン糞 めくそ
●
【贋「即興詩 スイーツ」】
スイーツなど
世界の縁だわ
緑や黄色に
生クリームで
崖から落ちるぞ
小人のしずくが
払暁はしずしずと
少女のリボン喰い
上を底というな
下を東とも
腹は壮大に割れて
くだもののまるだし
今世紀最初の出店さ
●
【贋「即興詩 雪」】
霏霏とふる
紺紺とふる
緋緋とふる
全盲のなか
底辺が
掛ける高さで
二を割る
のなら
雪中をゆく
ひとみなは
魂を半分だ
その半分の
雪洞にも
天が切切と
雪をふる
火をふやすようには
行かないで
消える身で
思いをいたすようには
きたかみも蔵王も
もう
行かないで
●
【贋「即興詩 棒」】
棒になって
こぞ今年はつらぬく
われらの頭上に
光のようなもの
棒になって
流れる俗世の
芥をこづく
尻はゆっくりと
鍵穴になってゆく
棒の真冬。
あたりには
氷筍のようなもの
無限に
もりあがって
偏屈の棒で
こそこそ
旧状を掃った
この
半本の
美貌のごとき
棒
●
【贋「即興詩 ゴースト」】
うしろから
ゴーストを入れて
糞が詩よりも黄金だ
わたしがわたしにズレる
ためだけの
この密かな蛮行
けれど折紙の日なら
左右をズラせばよかった
ならば左半身と
右半身とをねじって
蒼白いゴーストを
どぼどぼ
暗渠にもこぼしたのに。
「白紙を見るために
白紙になる」
この再帰性が
ゴーストの本来だと
あつすけさんが
いうかもしれない
何かのおかげで
魂はいつも少し
遅れる
ふつうに
歩いていても
●
森川雅美さんの日記シリーズ
「お題即興詩」への書き込みが
五つという切りのよい数字となったので
自分の日記欄にアップしておきます。
どれもが森川さんと同じお題で
二、三分でつくったもの。
森川さんの「即興性」と勝負しています(笑)。
●
さて。
立教生の期末レポート採点は
ようやく提出締切の目処がついた。
この数日間は怒涛だった。半泣きだった。
イソップの「蟻とキリギリス」を
呪いつづけた(笑)。
ブログ演習のお子たちの「贋日記」が
意欲作揃いなのは既報したが
宮崎駿論か押井守論という課題を出した
アニメ講義のレポートも「S」採点を濫発。
うーん、立教生、男子も女子も
アニメを論じればツボに嵌まるような
立ち位置なのかも。
中には現代思想用語を連打してくる猛者もいて、
立教生の偏差値が如実に上がっているような気がする。
「もう難解な講義でもイケる」という感慨に
ゾクゾクしてしまった(笑)。
とりわけ去年の入門演習のお子たちの
「S」比率が高い。
スパルタ教育の甲斐があった。
少しさしぐんだというと大袈裟か。
ともあれ教育者冥利につきる。
DJ授業のレポートの報告はまた追って
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