汽水 ENGINE EYE 阿部嘉昭のブログ

汽水のページです。

汽水

 
 
【汽水】


ふかまる秋、この顕微鏡下には菱があるが、わたしはひしがたを変える。てばやくフライにされた厚岸の牡蠣も、くちへおさまってゆく。海のものというべき性臭で、父たらざるこころの菱がしぜん毀れる。口腔になんの境だろう。すこしずつ汽水へとにじんでゆく。
 
 

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2012年10月27日 現代詩 トラックバック(0) コメント(0)












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