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ごろり ENGINE EYE 阿部嘉昭のブログ

ごろりのページです。

ごろり

 
 
【ごろり】


呼吸が焔だという喩は夜の雪道でくずれてゆく
息を吐いているのだが、声のなさにしかならない

おそらくは神経連環が穴うめるべきエロス覚に
あまりに雪の横ながれが入り、上方がきえたのだ

ききたいことがある一篇の詩がどう終わるのか
それは達成感や余情確認などではないだろう

たんに息が切れて倒れるように終わるのみだ
終息が終息に合い記述棒が切られるにすぎない

なんどもつままれて凍て道をころげかえる夜
コートを雪まみれに詩棒へともどってゆく




今日は一日しずかに、あすとあさってで書く紀要原稿50枚(映画関連)のため、文献チェックと再読。ドゥルーズの「少女になること」(『千のプラトー』)の一連と、バルトのメトニミーにかかわる記述を拾っていったら、それぞれを読みふけってしまった。ドゥルーズでは横断する力に寸断される。バルトでは隙間あるエレガンスにはまり込む。

昨日は文学部教授会のあと教員・職員合同の正規忘年会。「詩を書いているんですって」と近づいてくださる先輩教授がいて、恥しいおもいをする。このところ、こうした「受難」がつづいている。動揺が蓄積したのか、キャンパス内、帰りの雪道では派手に二度もころんだ。運動神経が腐っておらず受け身はできたものの、今日起きると、打った肩がやや痛む。凍て雪には今後、用心しなくては。
 
 

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2012年12月15日 現代詩 トラックバック(0) コメント(0)












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