異形 ENGINE EYE 阿部嘉昭のブログ

異形のページです。

異形

 
 
【異形】


うしろあるきで窓側からはなれてゆくと
部屋のなかすべてが鏡面となるのを背にかんじる

もともと昼の部屋も窓からのひかりだから
もどりはつもる雪の昇天してゆく窓外までみせた

閉じのひらいてゆく、この池のさまがいぶかしく
いつから身がもどり舟になるとも知ったのか

尻魂をすなどった川の、ながれの割れるところで
すなどりの腕と舌すらわかれそめた日があった

ものわかれにおもいは百眼のようにひしめいた
のでうしろにむかういまの背がなみだの甲羅
 
 

スポンサーサイト

2013年01月14日 現代詩 トラックバック(0) コメント(0)












管理者にだけ公開する