みすみ ENGINE EYE 阿部嘉昭のブログ

みすみのページです。

みすみ

 
 
【みすみ】


あたたかさが雪のかたちをしている日があって
てのひらでうけると水の遍歴がかんじられる

ずっと正午のない、欠けた日々だったのだが
そんなうしないが「やがて」の息吹へとむすばれて

さしだす手もおのれまで掬いあげる配置になり
ものあることのなかに循環のながれがうごきだす

くらいひるまの、くらいあかるみとはなんだろう
それは咲きだすうめでなく掌上のくぼみではないか

かたちよりもゆくすえが像となる三月の尖端には
ふりながらとけることを雪のみすみがつづける
 
 

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2013年03月01日 現代詩 トラックバック(0) コメント(0)












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