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頁 ENGINE EYE 阿部嘉昭のブログ

頁のページです。

 
 
【頁】


おれが東京にもどってもあいたくないと
たしかにきみのマスクがつげたようだった

搭乗まえのすうじつ、ふぶきのまに
からだのまぼろしがそらをちぎれまくる

はげしく電線のゆれる酪地帯のながめが
まなこを打って頭蓋まで知られる。にがい

なんてことはないおぼえなど閉じのなかにある
おれは本体でおもしされた頁ひとつにも似て

共鳴しないことをきしむ節へ伝えているが
突立ちはもうだれかにとおりぬけられている
 
 

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2013年03月02日 現代詩 トラックバック(0) コメント(0)












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