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打合せ結果 ENGINE EYE 阿部嘉昭のブログ

打合せ結果のページです。

打合せ結果

 
 
昨日は思潮社の某編集長と、『みんなを、屋根に。』につぐ当方のオンデマンド版新詩集、『ふる雪のむこう』についての打合せ。このところ書いていた二行聯五つ、札幌の雪をテーマにした連作を計72篇にまとめたもので、某編集長には出来の太鼓判を捺してもらい、「思潮社オンデマンド」の第三弾詩集に決定しました。第二弾はもうH氏とW氏の詩集として現在進行中です。

確認しておくと、ポイントがいくつか。○既存詩壇の、詩集と評価の互酬制度に辟易していて、詩集流通に変革をもたらしたいという気概が前提。○書店には詩集がならばない。○ペーパーバック造本だが、ブックデザイナーは介入、コンパクトなデザインを目指す。○内容は編集者の是非判断をうける。○150頁程度の詩集なら著者負担20万円、定価1500円+税、が第一弾の実績。○アマゾンでの注文となる。○注文されると一冊ごとに造本され、注文者の手許にとどく。○版元には在庫リスク、書店・流通リスクがなく、アマゾンには製造リスクがない。○したがって定価レベルでいうと、一頁1円の廉価となる。○ちなみに第一弾として出たぼくの『みんなを、屋根に。』はまだ書評が紙媒体では出ていませんが、現状、販売累計100部を超えた。

思潮社の方針では一回につき二冊以上の頻度でシリーズ刊行したい由。ところが第三弾はぼくの詩集の対抗候補がまだない。自分の詩集をだしたいので、ぼくも候補を探してみる、と約束しました。書きためているのに詩集を出していないひとはいないか、あるいはこれまでの私家版詩集を集成・編集して自選詩集を出すべきひとはいないか、がポイント。しかも某編集長とぼくの望みは男女をとわず「中堅の詩作者」で、しかも再読誘惑性をもつ、穏やかでふかい詩風のひと。この記事で「わたしのことだ」とピンとくるひとがいるかもしれない。ぜひメールでご連絡をおねがいします。必要なら思潮社への仲介もいたします。 

ぼく自身は「雪の詩集」なので真夏の刊行はいやだなあ、とおもっていて、はやく候補者が出ないかなあとおもっているところ
 
 

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2013年03月06日 日記 トラックバック(0) コメント(0)












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