SIX ENGINE EYE 阿部嘉昭のブログ

SIXのページです。

SIX

 
 
【SIX】


くちびるに雪がかかってあのときは
いいたいことがいえず、ごめん

さぞやくちびるのあおがむごくて
雪だけを眼にしていたんだろうごめん

そうさいつだってはんぶん消えかかって
ことばの六角形はくずれていたっけ

だらしなくじぶんにすいこんでごめん
六等星のみえなさにしずんでいた

たえずたえざるたえてなお、の活用形で
どもって雪をすいこんですまなかった

ろうそくのようにあのかどにたっていただろ
ほのおをゆらしてくれればよかったんだ

それなのにたったひとりでゆれてごめん
あれからはただの六さ、もえないろうそく

ソングをふきつけてくれてありがとうごめん
もうひとではなく楽器の仕舞い場だけど

ひからなくって昔のほのおだけあかるくごめん
みいらはじぶんひとりの代々でもないから

きみの眼前でひるがえってすまなかった
六の字でよわまったあのよるをおわびする
 
 

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2013年06月03日 現代詩 トラックバック(0) コメント(0)












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