あかるくぬける ENGINE EYE 阿部嘉昭のブログ

あかるくぬけるのページです。

あかるくぬける

 
 
【あかるくぬける】


あかるくゆれているばしょ
ひざしのなかの水紋の底とか

ちかいひとの、まなこの湯とか
わたる風の、とおいひとりとかを

ゆびにおもいなにごとかしるすのは
きえる順番を前からにすること

むろん語順がたいせつで、ことばが
足から埋められるなどありえない

だから天ツキに行を書いて
うつりをうすくならべてゆく

各行尾にきれいな脚がうかぶ
なつまえの高架駅をみあげるようだ

そんな女たちが改札から現れるから
こころだってまなつになってゆく

わたしらの重力の向きは特急がぬけて
あかるくゆれている頭上のかんぬき
 
 

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2013年06月08日 現代詩 トラックバック(0) コメント(0)












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