星分 ENGINE EYE 阿部嘉昭のブログ

星分のページです。

星分

 
 
【星分】


星分という造語をかんがえると
それが海にあるような気がしだす

むげんの点綴がひろがり、とじて
粒が内外をゆきわたってゆくあふれ

このことから海中がスカートになり
水のぜんたいがくらげなしている

きはつが回収され回収が揮発する
ひだからひだへのまとまりのなさを

ただ星分がきらめきゆくのならば
海は声のもとであるのみならず

なりたたぬわたしをならせている
おおきさでは測れない外音機なのだ

分割をおもうことで声帯は外になる
かたちはひびくホトとして遍在し

正中のながれに声帯あることを
ひびく風や海にかなしませる

このような自他をくるわす構文に
やがてのきえゆきもしるされる

おぼえていてほしい在った声を
むだをきらい自嘲もけしてきたが

ほんとうは星分で発語ができていて
たえずそこに泡がわれているのを

ことばは顔のうらから眼にせりあがり
あわなすひとみが声と共鳴している

うごきを作曲する弦楽者たちにあって
耳を肉のしずくとしかとらえようとせず

顔にあったかげりもカンタータの組成だ
そういうものを、息をしてうごかしている

ひとつの顔が眼前の海をまねていること
とらえきれない星分のその顔がむごい

あるところをいなむべく星がわかれてゆく
それもこの次元ではうまれないうごきだ
 
 

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2013年06月23日 現代詩 トラックバック(0) コメント(0)












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