窓枠 ENGINE EYE 阿部嘉昭のブログ

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窓枠

 
 
【窓枠】


きょうも灼けているしろい空
窓をおおきく開け放っていると
たてものの横がぐらぐらして
ひかりを背に劣化したともだちが
窓にぶらさがってくる
その顔が椅子なのですこしおどろいた
そこは肋木じゃないって
というまにカーテンレールへ身をうつし
うぶげでひかるはずかしいはだかを
カーテンにつつもうとしている
まわっているようにもみえる
椅子の絵ばかり描いてきたんだろ
ならおれを描けよといわれるのだが
口をあいたぼくからは微風がでていて
かるい土蜘蛛みたいなやつもゆれやまず
クロッキーだってできはしない
いつまでつづくんだろうこんなおとずれ
つかれながら振り子にてとまらないやつは
支えたいんだ棒をくれとついに懇願する
椅子の顔のままでいればいいのに
よけいなことで時計に似ようとまでするなら
しんせつに棒をあげるふりして
いっそ砕こうかとおもいたつけれど
それは窓枠をひろげるだけかもしれない
 
 

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2013年07月15日 現代詩 トラックバック(0) コメント(0)












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