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メモ3 ENGINE EYE 阿部嘉昭のブログ

メモ3のページです。

メモ3

 
 
つながっていないものをつなげてみては、と詩はいう。もともと予兆的に音韻がつながっているのだから、あとはそれぞれの深度をもつことば、その奥にある感情の空間をむすび、ときには空隙もまた、つながりのなかへとみちびけばいい。建っていることに疑念のある世界の構造をつくりなおすのだ。そのように寡黙な詩は使嗾している。そこでは、ないもの、隙間にあるもの、音韻だけあって実体のないもの、なにもまとっていないからだ、後ろ姿などが、読む者の吐息によって奥行へしずかに招かれる。そう、じぶんの後頭部をみいだせる鏡も、詩にしかない。それら逆説の背骨にむけて、いまあるものがながれてゆく。
 
 

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2013年07月28日 日記 トラックバック(0) コメント(0)












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