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メモ20 ENGINE EYE 阿部嘉昭のブログ

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メモ20

 
 
詩型によって変えられたからだが一句二句とあゆむうち、さらにきえかかってゆくとかんじられる。それら倭人のもつ光暈の感慨からは、境涯のちぢみもにじみだしてくる。やがて栃の実と口にだせば、肌までしぶく黒ずむ可変。そんなふうに一冊を横行して、一句ごと必衰のなりゆきをみる。ちいささからくる五衰を拾うだけの眼だ。いきごんで稲の世をまたぎ越そうとしても、この三歩すら倭人の歩幅でつゆけくうるむ。
 
 

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2013年08月25日 日記 トラックバック(0) コメント(0)












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