散文25 ENGINE EYE 阿部嘉昭のブログ

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散文25

 
 
だれが二人三脚などという奇態なきそいをおもいついたのだろう。ふたりなす門付が、いっぽうへ唄がたり、他方へ影の三味線弾きにひろがることを、巷路ではなく屏風のうえで挿絵にしたのだろうか。それなら岐路にて離れられない。ふたりのうちひとりが漢なら、ふたりから二本をくくってできた一が銀漢の爛れか。これすらくらい樹間をわたる幽の二人三脚ではみえないのだ。むしろ二人五脚めいた殖えを、みちゆくときの怖れにつかう。
 
 

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2013年08月28日 日記 トラックバック(0) コメント(0)












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