メモ25 ENGINE EYE 阿部嘉昭のブログ

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メモ25

 
 
同期とはなにかということがトーキーのときよりかんがえだされ、それまでひかりでつくられていた時間の織物に、くうきがはいり、その天使状が音ととらえられた。けれどそこで音が声にのみ特化したのが、にんげんの限界だったかもしれない。かんがえてみれば、ひかりを音が分割しているこの星のぐうぜんを、ほんとうに生きる使命としていたのは、トーキーでなくやはりむかしからの詩だった。せかいをまえにすると自然化しているだけの同期を、かなしいことに詩だけが固有に、さらに希いつづけ、もうにんげんでなくなるまでの、音によるひかりの分割が、眼と耳のあいだでは終わらなかった。
 
 

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2013年09月08日 日記 トラックバック(0) コメント(0)












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