メモ27 ENGINE EYE 阿部嘉昭のブログ

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メモ27

 
 
待つ。やがてじぶんが岩になろうとも待つ。ものごとのうつりはいつでもゆるやかで、その緩慢さのうちがわに神経とまごうかたちで希望が帯電されている。けれどもそうした外界をかんじつづけるまえに、ゆっくりと岩になってゆく、じぶんの存在の変成にも法悦しなければならない。はじめ血管が肉へうまり、そのうち肉が骨に凌がれる。すべてをつらぬく塔のようなものがちいさく兆し、それをこころにめぐりがへってゆく。これら死物化がとおく雷を澄ませかつ凝らせるのなら、待つことは、ながめと消滅のあいだにかけられた均衡ともいえる。
 
 

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2013年09月11日 日記 トラックバック(0) コメント(0)












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