メモ30 ENGINE EYE 阿部嘉昭のブログ

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メモ30

 
 
みずからのかたちすら枝でささえないやなぎは、やはり髪系の霊異として異様なのではないか。枝ぶりをもってなにかにあらがうのではなく、鉛直方向をさわりつづけ、かすかにゆれるそのすがたは、地のふかみをしめし、よくみるとあたりへ粉までまいている。おおきくなるにつれいよいよあぶない微細にむかうやなぎの樹下が、ぜんたいを浮かす穴でないのがふしぎなくらいだ。かたち以外のかたちをかんがえるとき、ひとのまなかいにはやなぎの不逞が役立つだろう。それはこれまでいちども実現へいたらなかった予感だ。
 
 

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2013年09月18日 日記 トラックバック(0) コメント(0)












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