改行文8 ENGINE EYE 阿部嘉昭のブログ

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改行文8

 
 
えんげ、とは泰西女児の名のようだが
じっさいはただの嚥下にすぎない
からだの半球部分の化膿やまず
ぽぷらのしたでこっそりと服薬した
あまやどりをかねていたのは
世にあることがすでに下宿だからだ
ひとは左半身と半球でできていて
あやまたず中心を斬られている
その核に抗生物質がころがりつつ
右膝のほのおがいまももえやまない
えんげの音に沿い、ほそく立つのみだ
かたちなら円筒をこのんで円錐をにくむ
みれば水引のしずくがひかりぼやけて
えんげ、ただ人名がさびしいのだ
 
 

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2013年09月25日 日記 トラックバック(0) コメント(0)












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