散文36 ENGINE EYE 阿部嘉昭のブログ

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散文36

 
 
むかいあっているひとと、はやさのちがうばあいがある。しかもそれが眼瞬きのへだたりちがいでしめされることがある。ひとつのからだや感覚に沿う時間は、あいてを川とおもうのにも似て、こまかなかたちなす花が土手にゆれる。そこにおなじうできるくちびるをみいだせないまま、斜光だけがほそまってゆく。くちはどこだ。ひとは端的には、となりをさがしめぐった、いつかのしろい毛野、その道のむこうに。
 
 

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2013年10月02日 日記 トラックバック(0) コメント(0)












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