散文40 ENGINE EYE 阿部嘉昭のブログ

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散文40

 
 
わたしらは搬ぶ、おおく熱のないほのおのたぐいを。つよい雨にうたれている樹がたとえ濡れていようとそのゆれがほのおにみえるように、ときにわたしらは慮外へと運ばれ、しかもその受動をみずから搬びつくしている。ここに立ち、むこうに立ち、わたしらがはなれてあることも、野のわけられている空のしたでは、しろくけぶる髪の火災とおもえる。うたれながら眼をとざされながら、やはり会いにゆく。
 
 

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2013年10月16日 日記 トラックバック(0) コメント(0)












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