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メモ44 ENGINE EYE 阿部嘉昭のブログ

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メモ44

 
 
じぶんがなにかはわかっている、どのていどひかりと影とがからだに錯綜している動物なのか、どんな中間的なあかるさに落ち着くのかがわかっている。おおかた鏡にみずからをみて慄然とするのは知恵の明度がかわらないと再認するためで、だからこそ鏡のなかにはじぶんとともにべつのだれかをみいだしたいのだ。他人のかがやきですぐにうすくなってゆくからだとは刺繍を待つひとつの間接性だろうか。すすんでだれかを縫った逸脱など皮膚は記憶しない。
 
 

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2013年10月24日 日記 トラックバック(0) コメント(0)












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