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散文45 ENGINE EYE 阿部嘉昭のブログ

散文45のページです。

散文45

 
 
まなざしを手許からとおくへと移すのは、顔向けのつねなのだろう。けれどそれがみずからを稀薄にするルフランなのかはわからない。ともあれ手許の文字が森林や草原にかわり、合点などは離れてつながりあう根にたいし単独的なものにすぎないと気落ちしてくる。ゆきにおおわれるまえの草原から歌の紋章をつくり、地中をはしる馬車にだれが乗りあっているかをおもう。気散じをみやびにして、ひとみの内奥へは青味がかったとおさまで容れる。
 
 

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2013年10月28日 日記 トラックバック(0) コメント(0)












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