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メモ45 ENGINE EYE 阿部嘉昭のブログ

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メモ45

 
 
よわくなった秋のひかりのもと眼前の顔の向きを矯めゆっくりと陶器にしてゆく。おんなの曲線をもちいて構文をまるめ語関係に容積をつくりだすようだ。ひとの背面をなるべくまえにあつめる作業はしずかなリタルダンドだがこれを壺だとするとなかをさらさらながれやんでゆくのも灰だろう。それが骨からけむりあがって肌にさえみえるのならこころの視線は量感を単独で視ることがない。だんだんゆっくりあらわれてくるものがついに死後へとそれるかなしさ。
 
 

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2013年10月30日 日記 トラックバック(0) コメント(0)












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