あぐら ENGINE EYE 阿部嘉昭のブログ

あぐらのページです。

あぐら

 
 
【あぐら】


あぐらは、椅子にしたみずからにみずからを坐らせる再帰的なかまえで、しずむことなくぜんたいが天上から引かれる。わかいあぐらには無理だが、老いゆく肉だるまはゆっくりと紡錘になり、時間の糸すらまきつけてゆく。出入りする息のかたちを身のかたまりであらわすのは、からだの不遜なのか。体幹に副わせた両脚がうすい翅になるまでの、丹田に由来する百年。けれどすべてをもちきれずにからだはあぐらのままあるき、活殺自在のもようになろうと虫のわく春を移る。
 
 

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2014年03月06日 日記 トラックバック(0) コメント(0)












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