冬眠 ENGINE EYE 阿部嘉昭のブログ

冬眠のページです。

冬眠

 
 
【冬眠】


かけぶとんと敷布団があるのだから、さむさをふせぐふゆのねむりでは、すきまに身を挿しいれるさまがとりわけふかくなる。まばたきのたびにあらわれてくるなみだや、自己性交のようだ。ふくよかなまぶたにくべつなくまざるからだは、いっぽうで神託をさまよう挿入句でありながら、他方その夢では植物の死にはさまれてすべてのにおう、底をもった地の枯野熱にすぎない。上下の中間であるねむりは、中間にあることでなにかの剽窃へうかびながら、ねあせのかわりにおびただしい星をながす。ねむりによりくるってゆく信憑と自同があり、ひと夜くるしむ。
 
 

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2014年03月08日 日記 トラックバック(0) コメント(0)












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