畳女 ENGINE EYE 阿部嘉昭のブログ

畳女のページです。

畳女

 
 
【畳女】


ちからをおびていちまいの畳をはこぶなら、うつくしさをなすため荷は肩へかつがれなくてはならない。じぶんの居どころを担い移すおんなを曙光があからめさせて、やどりが場所にあるのかからだにあるのかすらわからなくなる。おんなをとおく、くるしげにすべらせてゆく朝の浜辺が、ところでありはだかでさえある。ほんしつを受動とおもわせるべくすべてのひかりはただよっていて、そのなかを根のないおんなが草のようにうごいている。あたまが畳にみえてしまう異形が、あまりをこぼしていてさらにあわれだ。
 
 

スポンサーサイト

2014年03月22日 日記 トラックバック(0) コメント(0)












管理者にだけ公開する