水歌 ENGINE EYE 阿部嘉昭のブログ

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水歌

 
 
【水歌】


たがいの語関係をなだめ、つながりをたたえ、しかもあいだのささえをふくめ有音にするのが、こころをぬらす歌だろう。ためにこころからは境がきえ、おもいかえすことがだれのものでもなくなる。ひとつひとつをうつわというなら、ひともそれぞれのうつわにほかなく、容れる容れられるは水にあってこそひとしい。のどと声に、そうしてこころではなく、ところをかんじるのだ。この「ところひとしさ」が分割を旨とする句になく、うたでは交換にまかれるとおなじく、計数までもが等価性にふるえる。しかも七七の対称相殺をもってみじかいながれがきられ、まぶたのうらをくらくさえしてしまう。ほんしつは無差異、これらをひとののどに知るうれいが水歌で、ほとをめぐるまぶたのおぼえに犯人のいないさまが、はんにんを問わず語りする泥句ともしずかにことなる。
 
 

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2014年04月08日 日記 トラックバック(0) コメント(0)












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