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雉の羽以下二十句 ENGINE EYE 阿部嘉昭のブログ

雉の羽以下二十句のページです。

雉の羽以下二十句

 
雉の羽を毟りては遭ふ風自体



衣(い)に依存するひと冬の派閥かな



終始一個の異存となりて春凝る



止まぬ雨いまし降りだす 口、羊歯だらけ



棚ならば大陸棚の墓色(ぼしき)推す



六腑中紫腑を選びて魏に献ず



酌量なし羊歯から羊歯へ山羊の旅



掌上の気楼にふとある虎斑かな



めだま拭きもて眼にやすりかけ夜墓参



舌を鎖す水銀言語嚥ム能ハズ



われ縄文なれ倭人迂路常に佳し



魂(たま)鳴りて烏鷺の飛翔へ谺せり



山野、脈に変じ虞美人草死没



身は花喰ひのひかり乞食の器かな



火野へ来てなほ太刀魚(を)提ぐ世は星斑



昂然と粉噴きあぐる奈良の芥子



笑ひあふ双つ身が筒 泥炭野



藤棚の盛りの下は倭人多し



後ろから挿す黄裸身のおから函



美夕みな哀慕この世の橋崩る
 

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2008年04月27日 現代詩 トラックバック(0) コメント(0)












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