テニスコーツ
昨日の夜は次の全学授業「日本の歌詞」のため、テニスコーツ『ぼくたちみんなだね』(04)に収録されている英語曲の歌詞を訳していた。2曲目「シーピーズ」と3曲目「テイクミーホーム」。ひさしぶりに聴くと、やっぱりウルッとくる。それにしても不思議な英語だ。今日の未明にアップした詩篇は、うち「テイクミーホーム」にインスパイアされたものだった。以下少々、意訳だが、そのテニスコーツの訳詞を録しておく。
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【シーピーズ】作詞作曲・さや
ひつじたち、ひつじたち、どこへゆこうとしてる?
ひみつのあらしがあらわれ、すぐにすべてまっしろ。
まどはあけるのよ、いなびかりがノックしたら。
わたしたちのあたらしさは、いつもぐるぐるまわる。
ねむってばかりいて、いつ眼をひらくの?
ひみつのあらしがあらわれ、すぐにすべてまっしろ。
あけっぱなしの窓が音の呼吸になる。
此処とは其処、わたしたちはすべての時に出会える。
まだ知らぬ季節がせかいの音を消す。
まだ知らぬ季節がせかいの音を消す。
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【テイクミーホーム】作詞作曲・さや
ウチへ連れてもどして
わたしのほんとうの家へ
そこで雪のなかに葬られたい
全身に灰色の空をかんじながら
音をたてず停まっているバスが待つ
乗客みなが降りだすのを。
その冬にわたしはあらわれる
それからみんなの家に遍在する
母なるコメ、母なるコメのひかり…
ウチへ連れてもどして
わたしのほんとうの家へ
そこで雪のなかに葬られたい
全身に灰色の空をかんじながら
ウチへ連れてもどして
知りたいの、場所とは自分にとって何なのか。
その冬にわたしはあらわれる
それからすべての家に遍在する
母なるコメ、母なるコメのひかり…