丹 ENGINE EYE 阿部嘉昭のブログ

丹のページです。

 
 
【丹】
 
 
苦境にたちゆびをつめてしまうと
みなぎるべきからだのせんたんから
生気がぬけだしてとどのつまり
十年殺しの懲らしめになると
わかいひとらにおしえてあげた
せなかいちめんへ墨を彫れば
五十をへずして肝硬変となって
ふとくみじかく死にゆくだけ
そんな只今もあると画でしめした
感官のいわれもないいれずみ
もろはだに丹をいれたおんなの
なかばすきとおった瞋恚には
いつでも散る二三片がまつわり
こころの足がひるがえりやまない
あるときの悪はうごきとおして
ひたすら只今へと丹をいれる
こんな熾んがあるべきかたちを
まくずはらへとなびきあげた
以外のみへかぶくわたしらの悪で
みやる青にもこころの丹が泛く
 
 

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2015年02月06日 日記 トラックバック(0) コメント(0)












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