晶 ENGINE EYE 阿部嘉昭のブログ

晶のページです。

 
 
【晶】
 
 
ひとがくるしむような詩篇となって
そのあと黴をさかせることはある
ごみをすてにいってごみにすてられ
くうはくがみずからになることもする
ひとつのおこないが了わらずに
じぶんをくりかえしにかえるとき
日にすきまありとおもうのみだった
ゆききがあいだを開閉するのなら
おきてからの身のうつりとはなにか
けさはあさく漬けたもののこまぎれを
しろいめしのなかへゆるくまぜる
もようを口にいれ汁でのばして
からだのうちをゆめにもしてみせる
生気としかよべないこのものが
舌ざわりのはずみへ似てゆくのは
あさがとじて晶をこごらせるためだ
なげきながらたべてゆく卓には
くうはくもありうごきさえあるが
じぶんしかしらないこの脱出口では
おなじであるゆえの晶がきらめく
 
 

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2015年02月09日 日記 トラックバック(0) コメント(0)












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