闢 ENGINE EYE 阿部嘉昭のブログ

闢のページです。

 
 
【闢】
 
 
ゆきのつくる鏡をまたぎこすと
その面にはへんなわたしがみえた
せつなをみおろしたのはたしかだが
わたしはすばやくひらきゆく股に
すがたすべてを集約されていた
それのみかすぎさるものの
たえがたい加速と残像によって
わたしのかたちまで失火していた
このことがうごきを鋏にした
あれのを切りつつあるなかでは
老いているのか否か貌すらみえず
この世をまたぐおごりだけが
としはもゆかぬおんなをうんだ
みえたものはこわいことに
みあげとみおろしのまざりで
わたしもそこにいたのだろうか
うごきは余韻めくものをゆらして
すかーと部分が冥い煤をあげた
そこからへんなこうもりがみえて
ひとつの開闢を裂きおえていた
 
 

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2015年03月05日 日記 トラックバック(0) コメント(0)












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