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森川さんと猫侍さんのミクシ日記に書き込んだ十首 ENGINE EYE 阿部嘉昭のブログ

森川さんと猫侍さんのミクシ日記に書き込んだ十首のページです。

森川さんと猫侍さんのミクシ日記に書き込んだ十首

 



青草が青酸に見ゆ星まはる亀の甲羅の上(へ)にわれ佇てば





百隅に甲羅干しする亀あふれ曝書もて万巻の真夏はじまる





池の虫なべて朧ろとなるなかを亀の泳ぎの語尾掠れたり





甲羅裏みせて浮べる亀の死のごとくありたし食事の焉り





すつぽんの腑の耐へがたさ青や金 竹生に似たるもの何もなし





眼鏡を分身としてゆふぐれの冥さにまぎれ光り消ゆるも





古眼鏡ほこりを集む明治よりこのゆふぐれに接岸をして





恐るべき反射たとへばをとめごの眼鏡に映るサド哲学の文字





両の眼に鏡のたぐひ置く梅雨は路傍の白花たよりなくして





鏡片をゆふぐれに見き静心(しづごころ)ある眼鏡のにれがみならむ





(※亀五首が森川さん、眼鏡五首が猫侍さんです)
 

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2008年05月28日 現代詩 トラックバック(0) コメント(0)












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