闇の伴走者+浅野いにお ENGINE EYE 阿部嘉昭のブログ

闇の伴走者+浅野いにおのページです。

闇の伴走者+浅野いにお

 
 
【闇の伴走者+浅野いにお】
 
本日の北海道新聞夕刊5面に、ぼくの連載コラム「サブカルの海泳ぐ」が載っています。今月は映画『バクマン。』のマンガ創作シーンのくわしい説明を皮切りにして、つぎのものを串刺しにしました。
 
1) マンガのアシスタントの世界を蠱惑的にフィルムノワール化したWOWOW連続ドラマ『闇の伴走者』。

木石のような「堅さ」がかえって可愛い松下奈緒(調査員)と、露悪家でクセのつよい古田新太(ベテランのマンガ編集者)が、巨匠の作品としてのこされた奇妙な性犯罪テーマの短篇と、それに連動する実際の女性失踪事件の解明に挑む。TVコードギリギリの女性監禁映像の官能的なうつくしさ、マンガ現場に即した専門的推理、疑惑の中心がつぎつぎに変化してゆく不安定な物語など、さすが浦沢直樹と『PLUTO』をつくりあげていった長崎尚志の原作といえる。今月末にDVDボックスも発売される。
 
2) ETV『浦沢直樹の漫勉』シリーズ中、浅野いにおの回

マンガ家の仕事現場(とくに修羅場中)を複数の定点カメラで捉え、編集した映像をもとに、浦沢直樹が当該マンガ家にインタビューするというよりも経験談をぶつけあう。これはマンガファンにとってはコアな企画で、しかも浅野いにおの回で浅野は、惜しみなく自分のコンピュータ作画技術のなかから、とりわけ写真スキャニングによる風景画作成の方法を開陳した。マンガ創作の最先端はクールさと同時に、熱狂的な「執拗さ」がある。
 
――とまあ、コラムとはべつの書き方をしてみました。まあ、一部50円なので、コンビニかキオスクで本日の道新夕刊をお読みいただければ。
 
 

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2015年11月14日 日記 トラックバック(0) コメント(0)












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