指呼
【指呼】
套にまもられたむなぢがあり
からだの汽水域と呼んだ
しおめの濃さ淡さがながれ
冷たさ温さをわかつ場も
しらないゆききとなる
そのつぎになづけるべきは
むなぢをかかげあげる
ありさまのくびれだろう
おんなめいたかくれの
ぶんかつはかたちみなへ
ひそんでいるのではないか
しおと水をしわけてゆくかたを
みめとみるめそれらのものの
しずかな想起とさえ呼んで
あさせのへりをゆかせた
【指呼】
套にまもられたむなぢがあり
からだの汽水域と呼んだ
しおめの濃さ淡さがながれ
冷たさ温さをわかつ場も
しらないゆききとなる
そのつぎになづけるべきは
むなぢをかかげあげる
ありさまのくびれだろう
おんなめいたかくれの
ぶんかつはかたちみなへ
ひそんでいるのではないか
しおと水をしわけてゆくかたを
みめとみるめそれらのものの
しずかな想起とさえ呼んで
あさせのへりをゆかせた