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あいだふる ENGINE EYE 阿部嘉昭のブログ

あいだふるのページです。

あいだふる

 
【あいだふる】


あいだふる
にゃんだふる
ねことけて
みずのこす
しょうすいか
こすいか
ゆうぐれて
くれのこる
はなさきのみ
はなみずき
やたらな
ぜんしゅうで
かれいしゅうも
にんげんだもの
あいだふるになり
あいだあいだに
あめふって

またさみし
じんじん
ねこみずと
とけまされば
さあ
じんるいとも
ゆきどけかも
・・・
しこうして
かなしくたって
いいじゃないか
へじゃないか
さいごじりも
ぶっこいて
わらわらう
としどしのなつ
なのかも
しれんね
あいだふる
さて
しらんけど





バカげた詩が書きたくなって。

Aidafulは造語だが意味は通じるとおもう。
僕のような年齢の者には
精神的危機の一種であります。

今日は明日公開、
日向寺太郎監督『火垂るの墓』の
作品評を書いていた。
「図書新聞」編集部のミスで
一週間後の追っかけ記事になってしまうけど
(つまり今週ではなく来週土曜発行分に載る)。
そうして〆切に余裕ができて
野坂昭如の原作短篇、
高畑勲のアニメ版と
比較対照することもできた。

するとこれが戦争を描いた時代映画ではなく
「銃後」を現在の状態と喝破した
アクチュアリティたっぷりの映画とわかる。
日向寺さん、相変わらず明晰だ。
二つのパンニング・ショットに注意
――とまあ、原稿はこの主張で
もっとビシバシに書いた。

昨日はストレスが溜まって
午前中爆睡をしてしまった。
午後、気を入れ替えて
立教・音楽演習用に
三村京子さんのラララ曲をふたつ作詞した。
上の詩とちょっと関わるけど
猫を主題にした詩のほうの出来は会心。
もう一個は苦労のすえ問題作を仕上げた。
そこでまたふと創作共同性のことを考える。

さて今日はこれから
高原耕治さんが最高傑作と薦めてくれた
永田耕衣『冷位』を読む。
古本屋サイトでゲットしていた。
自分の句集をまとめた感がつよいので
これは虚心に読むことができるとおもう。
ちいさなしあわせなのかも。
 

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2008年07月04日 現代詩 トラックバック(0) コメント(0)












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