密着 ENGINE EYE 阿部嘉昭のブログ

密着のページです。

密着

 
 
【密着】
 
 
きみがおぼろげにみえるのは
へだたりが密着てきということ
もともと顔はたとえば眼の領分と
鼻やひたいの領分とが密着していて
あらわれがひしめいてもいるゆえ
まきばさながらながめられるが
つつましさとはじらいとがあふれ
それらが決意にもなるときには
きみの顔はみわたすそらのひろさ
またはそらのせまさでうごいている
くれなずみをみるようだとにじみ
ひとつひとつへだたる牛や馬に
ホームというべき帰りもおもうが
さだまりをいったんとりはずし
みるごとにみえるをわすれてゆくと
再帰てきな落着をことさらいなむ
かたむきだけがながれだして
それが眼や肌へもふれるのだから
よみすすめながらきえてゆく
詩に似るものこそがたっとばれ
かんけいもまたいつも対峙で
きえながら触知される消えごとに
このながめやりが密着している
まなこのなかへとかぜをいれ
かたちをくだくのがおこないならば
きみをくみしくまでもないのだ
うでをとりひきよせたことがあり
髪のにおいをすいこんでみたが
そうするうちむしろ密着がこわれ
しだれやなぎの葉よりもほそい
なにかの舟が川下りしてしまった
ふくらみやまるみよりも線が
さきだってきみからうまれることが
そうだかたちをゆくおもいに
ひそやかながらよりそっていて
とすればきみをねがう内面に
きみいがいも怖く密着している
 
 

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2017年06月13日 日記 トラックバック(0) コメント(0)












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