黄金 ENGINE EYE 阿部嘉昭のブログ

黄金のページです。

黄金

 
 
【黄金】
 
 
にしがわのがらすにこもっている
あつくてたようなゆうかげが
こがねいろとはなにかについて
ひとみへもろくもつたえてくれる
せかいは川とおなじあらわれか
わからないままながれつづけ
みることは居場所をうしなって
むしろじぶんがそれごしではなく
それじたいを透かされるだけの
うすいそんざいのまどとなる
かけらのままにきらきらしていた
いつでもにしむきがすまいでは
つよくおもく作用するきめで
それらゆうかげのあふれも
おなじむかしをよびさましては
からだがしあわせをおぼえる
ひと日のどこかでたしかに
染まっているがあったのだから
かわりやすさでぬれそぼっていた
てのひらに玉の小石をにぎり
こがねなす西方のものとなって
まどをみるではあるものの
せかいの川をふと沿うている
しかも添わないまでもふぜいに
しるそうとしていたのだから
その顔はどんなだったのか
わからないままながれつづけ
めのまえの西方あるかまえから
希死念慮がのがれえぬのも
ほうがくとからだとがそこで
一致しようとしていたのだった
くれてからすこし出あるくと
とおくをひたすらこがれながら
そまっていたともみぬかれて
遠来のうまざけをゆるがすしか
てのうちにゆるされていない
ひとみを西日がのこっているなら
まなざしはただしずかにふせ
ちいさな蜜煮のひとを幻視する
おうごんがにくたいにひつようだ
みえるぜつぼうこそ客人という
ひとならおとずれようとしないが
おとずれそのものがひとに似るので
にしから日々もかくにぎわって
まろうどでこの世のながめは
ただみずからをとおくゆきかう
 
 

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2017年07月11日 日記 トラックバック(0) コメント(0)












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