みずしぼり ENGINE EYE 阿部嘉昭のブログ

みずしぼりのページです。

みずしぼり

 
 
【みずしぼり】
 
 
みずしぼりという
からくりをひろった
かめらのたぐいだそうだ
それをなかだちすると
水平せんはたわみ
ひとの愛はほそくやせ
まちもわくぐみに
かたまってゆくので
なみのよせかえしなど
いらぬおもいいれを
すてられるききめがあった
こどものころよりも
もんしろちょうのゆきかいが
はやいとおもう昨今だが
はやさがみずびたしになり
やがてかわいてゆくのは
あらかじめせかいが
こなをふくんでいたのだ
ぬれることでこわれるものの
ひびわれをおしむうち
ひとみにひびのはいるのも
みるのさだめだろうが
みずしぼりからとらえた
ことばののちをたどるのは
分離をかみわざとなすようで
ばちあたりをおもわせる
うすさは分離よりびみょうに
おのずからことなりつつ
そこに映写されている
とえのかさなりなのだから
したたりゆく露をつたい
かいだんをのぼりおりする
みずしぼりのうちがわを
みずしぼりながらかんじた
縦むきにちからをくわえ
ななめをくわだててゆくと
ものみなのうるおいが
ひふにあるのか内にあるのか
しらないさつえいもある
そういう不明にかなしんで
みずしぼりをかかえた
しぼりたがりとしてゆく
あやめとあやめのあいだを
 
 

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2017年07月13日 日記 トラックバック(0) コメント(0)












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