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三鷹 ENGINE EYE 阿部嘉昭のブログ

三鷹のページです。

三鷹

 
【三鷹】


さみだれ式とは何の梯子だったか
鯊の世は三日で見事に干上がった
眺める、炎熱が裸木を覆うはごろも
犬の明眸も気楼ののちを去った

陰を守ってはしばみに身を寄せる
実に負う来世の小さなきらきら
憂えた図が殷う天下ともなり
その八寸のものを遥かに遠望した

まなつの裂だらけのチョウザメ
左に泳ぎ右に乱れる真ん中を
冥視内の冥視が切れて入れ子する
あさっての画は諸姉が振り向かない

懈怠して瘢痕をえがく水は
退老により三鷹を動かないでいる
晩の百合湯のため桶を買った
輪郭もまた毒気濛々に流れるだろう

めわらわがいう「髪の毛をあげる」
まだ乳が淡く暈け先も尖らない
此世の勲章もずっと木蓮にあって
白でも紫でもないものを消した

夕暮れは行人の唇を盗みはじめる
無口のまま万人が還ろうとしていた
後ろ姿の町とおもう一瞬があって
爾後がところてん式の個々だろう

外れながらまた天文台を見つけた
 

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2008年07月17日 現代詩 トラックバック(0) コメント(0)












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