ハレルヤ
【ハレルヤ】
いつでもじぶんのまぢかを
ひっきょう自分がつくっているとおもうと
おこないにつつまれている気がして
おとのように敬虔になってしまう
そこへうつくしいひとをひきいれる
おとが減ってゆくんだといいつつ
したしみのなかにことなりをおさめると
うつくしいハレルヤも泪ながらちぢみ
このくびのほとけをみあげていたりする
それで行列がみえたか
ディアスキンをこまらすほどの
去年しんだこまかいものが
ほんとうはまぢかに珠玉をいれたい
まだおんなとして弾かれるだけきみは
ながいくびよりもぜんしんがかるく
どこかへゆくための支度にさえなれない