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五首+十句(八月下旬) ENGINE EYE 阿部嘉昭のブログ

五首+十句(八月下旬)のページです。

五首+十句(八月下旬)

 
蒸し器には春の焼売咲きみだれあれから消えし瀬の渡し板



手詰まりの自己史記述のこの朝もにぶく皺なすあさがほの衰(すゐ)



シガテラを享く僥倖や神待ちて近江の寺にあきつ喰らへり



三年を淵に瞰下ろす色恋は離るる白火、薄荷の冷えもつ



題詠にはつかに滲む百季丸そのをぐなめく貌の影はや







をとめごの蛇腹部分に蝋を塗る



髪に火を点け瓜とせし乙女かな



おのづから桃濡れてをり恋の芯



身を消せば銀いろにこの恋終る



枇杷の森に少女がふたりそれも枇杷



猫を越すこの脚を斬り世を流る



項とはきやきや生(あ)るる魅(もの)のもと



風鈴を脳髄として少女寝る



白雨にて消えゆく契り川にゐて



草鳴りの奥に女の厠かな





最近つくった句歌を上に。

一首めだけ田中宏輔さんのミクシィ日記に書き込んだもので、
その他は「なにぬねの?」で近藤弘文さんが立ち上げたコミュ、
「タイトルで詩歌句・「百年の孤独」「海と毒薬」」への投歌です。

俳句はすべて、同じく近藤さんの「なにぬねの?」コミュ、
「「時をかける少女」「不思議の国のアリス」」への投句。
「少女」テーマなんだけど、次第にネタ切れになりつつあるのは、
「をんな」への興味のほうが年齢的にまさっているから?
 

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2008年08月22日 現代詩 トラックバック(0) コメント(0)












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